読書からインスピレーションを得る【イナンナの冥界下り】

家を出る際の断捨離で夥しい量の本を手放して以来、読書からしばらく離れていました。

そんな折、久々に心惹かれる本に出会い、じっくりと読みましたのでそのときのことを書こうと思います。

今回手に取った本は、『イナンナの冥界下り(安田登 著:ミシマ社)』です。

タイトルだけ見ると「???」かもしれませんね。「イナンナの冥界下り」とは、紀元前約2000年前のシュメール語によるメソポタミア神話です。

そもそもこの本に興味を持ったのは、松岡正剛の千夜千冊 1703夜『ギルガメシュ叙事詩』がきっかけです。

千夜千冊もギルガメシュ叙事詩も高校時代からなじみがあります。特に千夜千冊は本当に素晴らしいブックナビゲーションサイトですので、ぜひ一度覗いてみてくださいね◎

ちなみにこちらは春秋社ウェブサイト企画「17歳のための世界と日本の見方」
卒業単位習得試験に合格した証として頂いた、松岡正剛先生のサイン入り卒業証書です。
2007年なのでもう12年も経っている…!大事な宝物です。

どこに心惹かれたのか

私は絵を描くとき女性、特に魔性の化け物(なんて書き方だ…)をテーマにすることが多いです。

それというのも、世界宗教ひいては文字が誕生する以前の、神話的な女性像に憧れを持っているからかなと思っています。

とりわけイナンナ、またの名をイシュタルは、アフロディーテやヴィーナス、聖母マリアなどの女神の源と言われています。

イナンナは慈愛ある優しい姿を現すかと思えば、敵の頭を犬のように貪り食う残虐さを併せ持つという、実に複雑な、魅力的な性質を持っています。

非常に刺激的な読書体験でした。本書ではメソポタミア神話のみならず、「女性」について、また文字が生まれる前、すなわち「心」が生まれる前の時代について、広く考察がなされています。

いつ・どこで読んだか

昔は自室で集中して読むこともできたはずなのですが、今はからっきしです。笑

今回は比較的空いている夜のカフェで、コーヒーとクッキーを頂きながら読みました。

また、「イナンナ」は100ページ弱にまとめられているので、読み終わるのもあっという間でした。

まとめ

自分の世界に没入して活字からインスピレーションを得るのは、とても楽しいです。中毒性があるなと思いました。

新たに制作の参考として読みたい本を既にリストアップしていて、その中には長めの本もあるので次回読むときはどうしようかな…と密かに考え中です。

何回かに分けて読むか、はたまた自習室などでゆっくり長居して読むか、などなど。

早く絵に表現したくてうずうずしています。

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